企業の公式SNSで活用できる写真の撮り方のコツ
Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSは個人に限らず企業にも積極的な参入が求められています。やるリスクよりもやらないリスクが叫ばれる昨今、一番最初にぶち当たるのは「写真の壁」です。
「なんかダサい」と言われないために、常に70点以上の写真が撮れるよう、ベーシックなコツをお伝えします。
今回は「構図」と「焦点」についてです。読み終えたら近場のもので実践して感覚を掴んでみてください。
構図はシンプルな3つ『主張構図』『安心構図』『想像構図』それぞれ例と共に撮っていきます。
【目次】
1.「主張構図」
これを伝えたい!という時に便利なのが主張構図です。日の丸構図と言えばイメージがつきやすいと思います。なるべく周りの物は排除し、メイン1点が目につくようにします。
見る側にほどよい緊張感を与えます。
真似しやすく、インパクトがあるので、写真の入り口にもってこいです。
2.「安心構図」
こちらは主張構図とは逆で、安心感を与える構図です。「グリッド」や「三分割」などとも呼ばれています。画面の中に9分割する線を想像し、その交差点に被写体の中心を持っていく手法です。
(ピッタリ合わせる事を意識せず、大体でいいです。)
これは被写体以外に奥行きを与える事で、自然体な表現ができるようになります。
安心構図の応用として、ヒトの目線の使い方もあります。
ヒトが向いている先に余白を作る事で、ストーリーが生まれ写真が奥深いものとなります。
家族の写真を撮る時にも使える方法ですね。
全身を撮ることにこだわらず、構図を意識して撮ってみてください。
3.「想像構図」
被写体をあえてはみ出させる事で、ストーリーや味わいを表現する方法です。
立体感を表現したり、シズル感を出したい時に有効な構図です。
主役がはみ出すパターンと、脇役がはみ出すパターンがあります。見せたいものによって切り取る範囲を変えていきます。
難しい場合ははみ出さずに撮影し、後ほどトリミングで構図を変えてみましょう。
4.焦点(コントラスト)について
焦点以外を目立たなくさせる(余白を作る)ことでメインが映えます。
コツの1つ目は「明暗差」をつくること。これはInstagramの「ビネット」というフィルター機能でも加工できます。
次は一眼レフカメラなどでよくある「ボケ味」をつくること。これはInstagramの「ティルトシフト」というフィルター機能でも加工できます。円形か直線のどちらかを選択し、強調したい部分をタップすればその周辺がボケてくれます。
プロのカメラマンであれば、被写体の構図、焦点合わせがその場で出来て、最高の一枚を撮れます。
修行をしていない素人には瞬間判断は難しいです。せっかく高性能カメラ付きスマホがあるので、構図で70点の写真を撮り、加工により80点90点にしてみてはいかがでしょうか。
構図が良いと、そのまま広告に使えたりもします。
これも現代ならではですね。
5.まとめ
読み終えたらスマホカメラで実践してみてください。
・主張構図 (メインを真ん中にドーンと撮影)
・安心構図 (9分割点の交差点どこかにメインがくるよう撮影)
・想像構図 (想像しやすい場所をあえてはみ出させて撮影)
カメラの性能が上がって、加工やピントは自動でできることが多くなってきます。ヒトが身につけておくスキルはズバリ構図ですね。
撮るほど上達するので、「映える写真」目指して、沢山撮ってみてください。
チラシやバナー、小さいクリエイティブにも、無数のコツが詰め込まれています。
デザインソフトは誰でも扱えようになってきましたが、キレイに作るだけのデザインでは結果が出にくくなっています。
デザインでお困りの際は、ぜひ日本エージェンシー クリエイティブルームまで、お気軽にご相談ください。