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【リスティング広告】成果を出す!効率的なキーワードの選び方

自社内で「Web広告をはじめよう」となったとき、
まず検討されるのがリスティング広告だと思います。

リスティング広告で最も重要になるのが「キーワード」です。
ユーザーがどのような検索を行った際に広告を表示するのか、この部分によって成果の数に差が生まれるといっても過言ではありません。

リスティング広告についての概要は以下をご参照ください。
リスティング広告入門:費用や運用方法、メリットを解説します

リスティング広告

「キーワード選定ってどうやって進めていけばいいの...?」「どのキーワードが効果的なのかわからない...。」とお悩みの担当者様を多いと思います。

せっかくお金と時間を使って広告するなら、
しっかりと成果を得たいですよね。

そこで今回は、リスティング広告の運用で成果を出すコツとして、
効率的なキーワードの選定方法をまとめました。

【リスティング広告のキーワード選定で成果を出すコツ 目次】

1.まずはキーワードの初期設定から
2.キーワードの改善手順
3.キーワード選定成功のための3つのポイント
4.最後に
5.リスティング広告アカウントを無料で診断します

1.まずはキーワードの初期設定から

キーワードの初期設定は非常に大事な要素です。ここをしっかり設計できるかどうかで配信後のパフォーマンスにも影響してきます。主な設計の手順は下記5つで構成されています。それぞれの詳細について解説いたします。

①ターゲットの明確化
②軸キーワードの洗い出し
③同義語の考慮
④サブキーワードの設定
⑤キーワードのマッチタイプ設定

①ターゲットの明確化

キーワード選定の前に、自社の商品やサービスが狙うべきターゲット層を明確に定義することが必要です。ターゲットが曖昧だと、幅広い検索クエリに広告が表示されてしまい、コンバージョン率が低下します。

ターゲット層が具体化されていれば、その層がどのようなニーズを持っているかが明確になり、広告の成果が上がります。

②軸キーワードの洗い出し

ターゲットを明確にした後、自社の商品やサービスを端的に表す「軸キーワード」を見つけます。

このとき、ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなどのツール(どちらも無料で利用できます)を使い、自社サイトや競合のサイトに適したキーワードを見つけることが有効です。

例えば、エアコンを扱う企業様であれば、「エアコン 設置」や「エアコン水漏れ」、「エアコン 修理」といったキーワードが軸となります。ただし、エアコンの販売を主軸とするか、修理を主軸とするかによって適したキーワードが変わるため、ターゲットのニーズに合ったキーワードを選びましょう。

ラッコキーワード:https://rakkokeyword.com/
Googleキーワードプランナー:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

③同義語の考慮

軸キーワードが決まったら、それに関連する同義語や類似表現を設定します。

例えば、「エアコン 修理」というキーワードに対して、「冷房 効き悪い」や「エアコン クリーニング」などの同義語を設定することで、異なる検索意図にも対応できるようになります。

これにより、ユーザーが異なる表現で検索した場合でも広告が表示される確率が高まり、リーチの幅を広げることができます。同義語を考慮することで、キーワードの網羅性を高め、広告の表示機会を増やすことができます。

④サブキーワードの設定

軸キーワードに追加して、ユーザーの具体的なニーズを反映した「サブキーワード」も設定します。

例えば、「エアコン 安い」「エアコン修理 最短」などのように、軸キーワードに修飾語を加えることで、より具体的なニーズに対応します。

これにより、絞り込まれた検索結果に広告を表示し、競合との差別化も図ることができます。ラッコキーワードやキーワードプランナー、その他のツールを使って関連するサブキーワードを効率よく洗い出してみましょう。

⑤キーワードのマッチタイプ設定

キーワードのマッチタイプは、「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3種類があり、それぞれ広告の表示範囲を調整する役割を果たします。

ユーザーの検索語句と設定したキーワードが一致することで広告がオークションにかけられますが、どの程度キーワードが一致するかを指定するのがキーワードのマッチタイプになります。マッチタイプの設定はお客様のビジネスや想定されるターゲットのユーザー数、配信予算によりキーワード毎に対応することが必要です。

完全一致

キーワードと全く同じ意味や意図の検索語句のみが対象になります。

設定したキーワードに対して一致率が高いユーザーの検索語句のみに広告配信を絞ることから、多くのユーザーへの広告表示はできないものの、よりお客様のサービスに関心の高いユーザーを誘導することが可能です。

フレーズ一致

キーワードと同じ意味合いの内容を含む検索語句が対象になり、文言に差があっても同じ意味として解釈できる場合は一致とみなされ広告が表示されます。

お客様の商品やサービスに関する検索語句に絞って広告を表示させることが出来ます。

部分一致

指定したキーワードに関連する内容の検索語句が対象になり、設定したキーワードの語句そのものが入っていなくても広告が表示されます。

設定したキーワードとの一致率は低くなりますが、より多くのユーザーに広告を表示させてウェブサイトに誘導することが可能です。

参考:Google広告ヘルプ キーワードのマッチタイプについて

2.キーワードの改善手順

広告運用が始まった後も、キーワードのパフォーマンスを定期的に見直し、効果的なキーワードを最適化していくことが重要です。以下のステップで改善を行いましょう。

①パフォーマンスデータの分析

広告が配信された後、キーワードごとのクリック率(CTR)、コンバージョン率、広告費用対効果(ROAS)などのデータを定期的に分析します。

効果が低いキーワードや、不要なクリックが多いキーワードは、除外キーワードとして設定することで、広告費の無駄を減らします。部分一致を利用している場合は検索クエリレポートを活用して、どの検索語句がクリックされているかをチェックします。

これにより、ターゲットから外れた検索語句に対する広告表示を避け、効率的な運用を実現します。

②新しいキーワードの追加

検索クエリレポートを元に、今まで設定していなかったが効果が期待できるキーワードを追加します。

例えば、ユーザーが新しい製品やトレンドに基づいて異なる検索意図を持ち始めた場合、それに対応するキーワードを素早く追加することで、広告の効果を最大化できます。こうした新しいキーワードの追加は、競合に対して優位に立つための重要な施策となります。

③コンバージョンに基づく最適化

完全一致やフレーズ一致でコンバージョンが取れたキーワードは、優先的に予算を割り当て、部分一致でさらなるリーチ拡大を図ることができます。

Google広告の機械学習を活用することで、より精度の高い広告配信が可能となり、特に部分一致で広がりのあるターゲティングを行う場合には、有効な手法です。コンバージョンデータを活用し、柔軟な運用を心がけましょう。

キーワード選定成功のための3つのポイント

色々読んだり調べたりしたけど、結局キーワードの選定を成功させるためには何が重要なの?とお困りの方に3つのポイントをまとめました。

クリック単価の把握

各キーワードのクリック単価(CPC)を把握し、予算を効率よく割り当てます。Googleキーワードプランナーを使用して、各キーワードの検索ボリュームやクリック単価を事前に確認し、広告費が無駄に使われないように計画的に運用しましょう。

マッチタイプの適切な設定

キーワードのマッチタイプを適切に設定することで、ターゲット層に合った広告を効果的に配信できます。

特に、部分一致では広告のリーチが広がりやすいため、関連性の低い検索語句に対しても広告が表示されるリスクがあります。運用の状況に応じて、マッチタイプを調整しましょう。

除外キーワードの設定

関連性の低い検索語句で広告が表示されないよう、除外キーワードを設定することで無駄なクリックを防ぎます。定期的に検索クエリを確認し、効果の低いクエリを除外しましょう。より精度の高い広告配信が可能となります。

最後に

リスティング広告で成功を収めるためには、キーワードの選定と運用後の改善が不可欠です。

ターゲット層を明確にし、適切なキーワードを設定することで、広告費を効率的に使いながらコンバージョン率を向上させることが可能です。

広告運用を続ける中で、データを分析してキーワードの改善を繰り返すことで、より高い成果を得られる広告キャンペーンを実現できます。リスティング広告の運用は、継続的な改善と最適化を通じて、競合に対して優位性を保ち続けることが鍵となります。

自分も会社も納得できるリスティング広告ライフを目指していきましょう。

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