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【めざせ脱初心者】効果的なリスティング広告文を作るコツ

リスティング広告は広告文しだいで運用効果が大きく変わります。
大事な広告費を無駄にせず、最大限生かし切る広告文を作るコツをご紹介します。

リスティング広告についての概要は以下をご参照ください。
リスティング広告入門:費用や運用方法、メリットを解説します

【効果的なリスティング広告文を作るコツ/目次】

  1. なぜリスティング広告において広告文が重要なのか?
  2. 広告文作成において重要なルール
  3. リスティング広告文に使うべき言葉
  4. リスティング広告文に使うべきでない言葉
  5. 運用時に気を付けるポイント

1.なぜリスティング広告において広告文が重要なのか?

①広告文しだいでクリック率が大きく左右される

良い広告文はパッと見でクリックされやすくなり、クリック率を向上させます。
しかし広告文が重要といわれる理由はそれだけではありません。
リスティング広告の広告文は、広告の掲載順位を決める要素のひとつなのです。

②広告文によって掲載順位が変わる

Googleリスティング広告では、表示される広告が複数ある場合、
「広告ランク」によって掲載順位が決まります。
この「広告ランク」は、「入札単価」と「品質スコア」によって決定します。

広告ランク=入札単価✕品質スコア

「品質スコア」は「推定クリック率」と「キーワードと広告の関連性」と
「リンク先ページの利便性」によって決定し、1~10段階で評価されます。

品質スコア=推定クリック率✕キーワードと広告の関連性✕リンク先ページの利便性

例えばクリック率が0%の広告文Aだと
品質スコアは最低の1になり、
入札単価を1000円にしても、
広告ランクは1000になります。

入札価格1,000円×品質スコア1=広告ランク1000

逆にクリック率が100%の広告文Bだと
品質スコアが最高の10になり、
入札価格が200円でも
広告ランクは2000になります。

入札価格200円×品質スコア10=広告ランク2000

上記の例だと入札価格に5倍の差があるにも関わらず
広告文Bが上位表示されることになります。

このように広告文によって掲載順位が変わってくることがお分かりいただけると思います。

2.広告文作成において重要なルール

①使用不可能な記号がある

GoogleとYahooで若干違いますので、最新のヘルプを確認して使用不可能な記号を使わないようにしましょう。

②誇張表現に注意する

「ナンバーワン」「最安値」「国内最大」などの最大級表現はNGです。
景品表示法の違反となり、まず審査に通りません。
もし使用するのであれば、明確な根拠が必要となります。

よく見られるのは「〇〇調べ」といった第三者調査機関に依頼して調査した結果を根拠とするケースです。
ただし、広告文には文字数制限があるので注釈を記載することは難しいです。
リスティング広告の広告文では最大級表現は避けた方がよいでしょう。

③薬事法に基づいて広告文を作る

薬事法とは、以下のような商品・サービスの広告文を作る際に関わってくる法律です。
・ダイエット関連商品
・健康食品
・美容・美肌(食品)
・スキンケア(化粧品)
・美容医療
・妊活・不妊症関連商品
・アンチエイジング・抗老化関連商品
・育毛・養毛・発毛関連商品
・精力増進・ED関連商品
・コロナ感染症対策商品
・プロテイン・トレーニング関連商品

下記のような広告文は、その効果を絶対的に保証できると言い切れるものではないので審査に通りません。
仮に審査が通ったとしても、数日後に再審査で落とされるケースがほとんどです。

「◯◯で抵抗力を高める!」
「育毛促進効果のある◯◯!」
「確実に結果が出ます!」
「◯◯病院でも使用されています」
「最高級のカルシウムを配合」
「シワを解消する」
「A社の◯◯に含まれるコラーゲン量の5倍です!」
「アンチエイジングに効果が期待できます」

④広告文と遷移先ページの訴求内容を一致させる

広告文の内容と遷移先ページの内容は同じになるようにしましょう。
広告文と遷移先ページの内容が明らかに異なる設定をした場合、
ユーザーの検索体験を邪魔する行為になりますので、審査に通りません。
何度も繰り返すと、ユーザーへの迷惑行為として、
最悪の場合には広告アカウントが停止になります。
プロモーションの観点からいっても、検索したユーザーが遷移先ページで
「なんか思ってたのと違う」となれば離脱されてしまうので、広告費の無駄遣いにしかならないですよね。

3.リスティング広告文に使うべき言葉

①検索キーワードを広告文に含める

ユーザーは自分が検索したキーワードが検索結果のテキスト(広告文)に含まれていると、
「自分が探している情報はこれだ」と認識してくいれやすくなります。
そのためクリックされやすくなり、Googleの品質スコアが高まって、掲載順位が上がるという好循環が生まれます。

②競合優位性を含める

競合優位性とは「他社と比べて自社の方が優れているよ」という要素のことです。
「安い」ことが競合優位性であれば、「月額〇〇〇円」といった価格訴求

③行動を促す言葉を含める

「〇〇駅徒歩1分」
「30秒で簡単Web予約」
「無料相談実施中」

④期限を含める

「毎月先着〇名様限定」「この夏限定」

⑤数値を含める

「初回40%off」「施術時間30分」
商品・サービスを購入したユーザーが、購入した未来を具体的にイメージできるようにします。

4.リスティング広告文に使うべきでない言葉

①サービス名

サービス名の認知がすでに圧倒的にある時以外は、広告文にサービス名を入れるべきでありません。
なぜなら知らないサービス名が入ったテキストをクリックしてみようと思う人はいないからです。
「認知を広めたいからサービス名を入れたい」というご要望もよくありますが、
その場合は圧倒的に安価で多くの人に広告到達できるディスプレイ広告や動画広告を利用すべきです。

②キャッチコピー・キャッチフレーズ

リスティング広告の広告文において、曖昧なキャッチコピーは入れるべきではありません。
なぜなら検索ユーザーは具体的な解決策を求めていることがほとんどです。
「自分の困っている事の解決策になりそうだな」と思ってもらえなければクリックしてもらえません。

③明確な根拠を持たない訴求

「顧客満足度〇%」「注目度ナンバーワン」といった明確な根拠を持たない訴求は広告文に入れるべきではありません。
そのような訴求は「それ本当?・・・嘘っぽい」と思われることが多く、クリックされづらくなってしまいます。
それどころか会社としての信用を失う事にもなりかねません。

5.運用時に気を付けるポイント

①レスポンシブ検索広告(RSA)を上手に活用する

初期設定の広告文で効果が出続けているのであれば問題ないのですが、
ほとんどの場合、同じ広告文を使い続けているとパフォーマンスが落ちてきます。
現在Google、Yahoo!ともにリスティング広告では
「レスポンシブ検索広告(RSA)」と呼ばれる
配信方法(配信メニュー)がデフォルトになっています。

レスポンシブ検索広告(RSA)は
広告見出しと説明文を複数入力すると、
媒体側が機械学習に基づき自動でテストを行い、
最も効果的な組み合わせを学習し配信してくれます。

機械学習によって、様々な組み合わせが自動でテストされ、
最も成果が出ると判断された組み合わせが使用されるため、
広告効果を高めやすいというメリットがあります。
また、ユーザーの使用デバイスに応じて、
表示する文字数を適切な量に自動で調整してくれるといった利点があります。

【レスポンシブ検索広告(RSA)の活用ポイント】

1.見出し・説明文のバリエーションは豊かにする
2.独自性のある広告見出しを5つ以上指定する
3.広告グループごとに1つのレスポンシブ検索広告を設定する

②検索クエリを確認してキーワードを改善する

クリック数が多いにも関わらずコンバージョンが取れないキーワードがある場合は、
無駄な広告表示を無くすために除外キーワードに設定します。
クリック数が少ないにも関わらずコンバージョンがとれているキーワードがある場合は、
有効な広告表示を増やすためにキーワードとして完全一致で追加しましょう。

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