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Googleディスプレイ広告(GDN)入門ガイド2025年度版:失敗しない費用や運用方法

Googleディスプレイ広告(GDN)とは、Googleが提供する膨大な配信網を誇る広告配信サービスです。YouTubeなどGoogleが保有しているWEBサイトやアプリ、楽天・AmebaなどGoogleのパートナーサイト及びアプリ画面に、バナーなどのディスプレイ広告を掲載できます。

この記事ではGoogleディスプレイ広告(GDN)の特徴、掲載される場所、ターゲティング手法、効果を出すポイントなど、Googleディスプレイ広告(GDN)に取り組むなら知っておくべきこと解説します。

【目次】

1.Googleディスプレイ広告(GDN)とは
2.Googleディスプレイ広告(GDN)の特徴とメリット
3.Googleディスプレイ広告(GDN)の位置づけ
4.潜在層向けの詳細なターゲティング
5.Googleディスプレイ広告(GDN)で成果を出すためのポイント
6. Googleディスプレイ広告(GDN)の相場と適正費用
7. Googleディスプレイ広告(GDN)において弊社がお手伝いできること
8.貴社の広告アカウントを無料で診断します
9.終わりに

1.Googleディスプレイ広告(GDN)とは

GDNが表示可能な場所は大きく4種類です。

①Google提携WEBサイト
∟楽天、Ameba、livedoor、ピクシブ、食べログなどのバナー掲載箇所
∟Googleアドセンスを貼っているWEBサイトのバナー掲載箇所
②YouTube
③Gmail
④Google提携アプリ

ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告、もしくはこれらを組み合わせた広告のことで、一般的にバナーで表示されることが多いことからバナー広告とも呼ばれます。

ユーザーの属性(年齢・性別など)や興味関心などでターゲットを絞って広告を配信でき、自社の商品やサービスに対して興味がありそうなユーザーであったり、ターゲットになりうるユーザーに対して広告を配信することができます。

リスティング広告が商品やサービスに対して能動的に動いているユーザーに対して広告を配信するのに対して、ディスプレイ広告は商品やサービスに対する潜在層に対して広告を配信することができるので、より広いユーザーを対象に広告を配信できるのが特徴です。

また、課金方式については、広告がクリックされると費用が発生する「クリック課金型」と、広告が表示されると費用が発生する「インプレッション課金型」の2種類が存在します。

広告の目的によっておすすめの課金方式は異なりますが、大まかにいえばサイトにユーザーを多く呼び込みたい場合は「クリック課金型」、とにかくたくさん広告を見てほしい場合は「インプレッション課金型」の課金方式を選ぶのがおすすめです。

また、広告にかかる費用は広告を打ち出したい商品やサービスによって異なりますが、1クリックあたり100円程度、1000回の表示あたりで500円以下程度に落ち着くことが多いです。(業種などによって変動します)

2.Googleディスプレイ広告(GDN)の特徴とメリット

▶300万以上のWEBサイト・サービスに掲載可能

現在ある広告サービスの中で最も広い配信が可能です。
全ネットユーザーの90%にリーチ可能といわれており、
とても幅広くリーチできることが大きなメリットとなります。

▶潜在層へのターゲティングが得意

「まだ欲求を自覚していない」「商品やサービスを知らない」という人である潜在層に広告を届けることができます。リスティング広告は自分で検索している人なので顕在層となります。
検索という行動をする前に商品・サービスの存在に気付いてもらうために有効な手段と言えます。

▶認知させやすい

リスティング広告と違い、テキストだけでなく画像や動画といった「見た目」「ビジュアル」で商品・サービスを訴求できるので認知してもらいやすい手段と言えます。幅広く商品・サービスを知ってもらいたい、刷り込ませたいという目的の場合に、有効に機能することが期待できます。

3.Googleディスプレイ広告(GDN)の位置づけ

GDNは「広告を当てたい人がどんな人なのか」によって、大きく2つに分けてアプローチ手法があります。

GDNのターゲット層とターゲティング手法

①【潜在層向け】オーディエンスターゲティング、コンテンツターゲティング

自社の商品・サービスに対して、今は顕在化していないが需要(ニーズ)があるだろう人たち(潜在層)に向けて広告配信する設定です。

②【顕在層向け】リマーケティング

自社WebサイトやLPに訪問したことがある人たちをリスト化して、その人たちに対して広告配信します。需要(ニーズ)が顕在化した人たち、もしくは、すでに顧客となってくださっている人たち(商品を購入された方など)に向けて広告配信する設定です。

需要(ニーズ)の潜在層、顕在層、既存客すべてに広告配信できるのがGoogleディスプレイ広告(GDN)ということになります。

4.潜在層向けの詳細なターゲティング

潜在層向けのターゲティングとして「コンテンツターゲティング」と「オーディエンスターゲティング」というアプローチ手法をご紹介しましたが、この2つのターゲティングの違いは以下になります。

①面(掲載場所)を指定する手法が「コンテンツターゲティング」
②人(ユーザー)を指定する手法が「オーディエンスターゲティング」

①面(掲載場所)を指定する「コンテンツターゲティング」

面(掲載場所)を指定する手法として、さらに2つの手法があります。

▶キーワードターゲティング

指定したキーワードと関連性の高いWEBサイト・アプリ・YouTube内の動画の広告枠に広告配信できます。

例えば、「高級ソファ」というキーワードを指定すると、高級ソファが欲しいと思っている方々が見ているであろうWEBサイト・アプリ・YouTube内の動画の広告枠に広告配信できるということになります。

▶プレースメントターゲティング

特定の配信先を指定できるため、少額の広告配信に向いています。

例えば、あなたが料理教室の主催者であれば、レシピサイト、レシピアプリ、YouTube内の料理動画を指定して広告配信するということができます。

②人(ユーザー)を指定する「オーディエンスターゲティング」

▶類似ユーザーターゲティング

自社で作成したユーザーリストに「共通する関心の対象や特定の類似行動をするユーザー」に対して広告配信します。既存顧客とWeb上での行動(検索履歴、Webサイト閲覧履歴、YouTube動画の視聴履歴)が似ているユーザーをGoogleのAIが判断して見つけてくれるため、コンバージョンにつながりやすい手法です。

例えば、過去に自社の商品を買ったことがある人たちのメールアドレスをGoogle広告の管理画面にアップロードすると、自社顧客とWeb上での行動が似ているユーザーをGoogleのAIが判断して見つけて広告配信してくれます。

▶購買意欲の強いユーザーターゲティング

特定の商品やサービスを検索したり、購入を前向きに検討していると思われるユーザーに対して広告配信します。購買意欲の高いユーザーをGoogleのAIが判断して見つけてくれるため、コンバージョンにつながりやすいです。
例えば、 Google広告管理画面で「副業」「動画編集」「エステ」「美容」などを指定すれば、その商品やサービスを購入したいと考えているユーザーをGoogleのAIが判断し、見つけて広告配信してくれます。

▶ユーザー属性ターゲティング

特定の年齢層や性別、配偶者や子供の有無、世帯収入、デバイスなどでターゲティングして広告配信します。購買意欲や興味関心を絞らずに広いユーザーに広告配信していくやり方です。


また、顕在層向けになりますが、リマーケティングも人(ユーザー)を指定して広告配信するので、「オーディンスターゲティング」に含まれます。

▶リマーケティング

指定のWebサイトやLPを一度訪れたユーザー(購買意欲が高いと思われる)に対して広告配信します。既に自社商品・サービスに興味を持ってくれている人たちなので、最もコンバージョンにつながりやすいです。

5.Googleディスプレイ広告(GDN)で成果を出すためのポイント

▶ターゲティングは購買意欲の高い層から狙う

ターゲティング手法を選択するにあたっては、以下の優先順位で効果の高いところから取り組んでいくことをお勧めします。

★最も費用対効果が高いリスティング広告からスタートし、顕在層を刈り取りにいく
リスティング広告についての概要は以下をご参照ください。
リスティング広告入門:費用や運用方法、メリットを解説します

リスティング広告


★リスティング広告でコンバージョンがこれ以上獲得できなくなった段階でGDN広告を検討

【顕在層向けのGDNを導入】
①リマーケティングでサイト訪問ユーザーを刈り取る

★リマーケティングでもコンバージョンがこれ以上獲得できなくなった段階で、
リマーケティングのリストを増やすために、その他のターゲティング導入を検討

【潜在層向けのGDNを導入】
②≪人を指定≫類似ユーザーターゲティング

③≪人を指定≫購買意欲の強いユーザーターゲティング

④≪人を指定≫ユーザー属性ターゲティング

⑤≪面を指定≫キーワードターゲティング

⑥≪面を指定≫プレースメントターゲティング

▶クリエイティブはレスポンシブ広告を選択し、
テキストやクリエイティブはできるだけ多く登録する

クリエイティブはレスポンシブ広告を選択し、登録できる要素はできるだけ多く登録しましょう。
・画像15個まで
・動画5個まで
・ロゴ
・広告見出し(半角30字まで)最大5個
・長い広告見出し(半角90字まで)
・説明文(半角90字まで)

こうすることで、GoogleのAIに最も効果の高いクリエイティブ要素の組合せを判断させることができます。
また、画像・動画ごとにクリック率やCVRをレポートで検証できますので、パフォーマンスが極端に悪いものは削除して、新たにクリエイティブを登録していきましょう。

▶プレースメントの除外設定を定期的に行う

成果の出なかった配信先を除外していくことで、無駄な広告費を削減できます。

▶配信先の除外設定を行う判断基準
∟クリック率、コンバージョン率、CPAが全体平均より低い(悪い)
∟自社ブランドイメージに合わない
∟自社ビジネスと関連性が低い

6. Googleディスプレイ広告(GDN)の相場と適正費用

Googleディスプレイ広告(GDN)にかける予算の相場についてですが、
当社に運用をご依頼いただいている企業様では、
月間予算が20万円~30万円というケースが最も多いです。

そもそも折込チラシやDMの効果が落ちてきたので
Web広告に切り替えたというケースが多く、
チラシ等で使っていた予算がそのまま
ディスプレイ広告の予算相場となっている場合が多いです。

▶広告予算が少ない事のデメリット

月20万円~30万円程度の予算では
効果を実感できるには少ないという事もあります。

広告予算が少ない事のデメリットとして最も大きなことは、
「データが貯まるスピードが遅い」ということです。
毎月使用できる広告費が多ければ多いほど、
それだけ多くの行動データが蓄積されていきます。

具体的には、どのターゲティングで、
どんなクリエイティブがクリックされ、
コンバージョンされやすいか、
といったデータです。

特にGoogleディスプレイ広告(GDN)においては、
どのようなターゲティングで、
どのようなクリエイティブを出したら
コンバージョンが獲得できるようになるのかを
AIに機械学習させて探し出す運用方法が主流となってきています。

データの蓄積スピードが遅いということは、
その「勝ち筋」を探し出すスピードが遅くなるということです。

当然、成果が出るタイミングが
遅れてしまうということになってしまいます。

とは言っても、「無い袖は振れないよ」という
ケースがほとんどだと思います。
そこで、広告予算が少ない場合のコツをご紹介します。

▶広告予算が少ない場合の運用のコツ

広告予算が少ない場合は、
ターゲティングを絞ることが運用のコツとなります。

これは「5.Googleディスプレイ広告(GDN)で
成果を出すためのポイント」でもご紹介しましたが、
「ターゲティングは購買意欲の高い層から狙う」
ということになります。

GDNには様々なターゲティング手法があるので
ついつい、あれもやりたい、
これもやりたいと欲張ってしまいます。

しかし、月の予算が10万円しか出せないのに、
ターゲティングをいくつも設定してしまうと
先月はターゲティングAだけでコンバージョン発生、
今月はターゲティングBだけでコンバージョン発生、
といった状況になることがあります。

こうなると、どのターゲティングやクリエイティブが
効果的なのかAIも学習しようがありませんよね。

ですので、予算が少ない場合は、
「ターゲティングは購買意欲の高い層から狙う」
でご紹介した優先順位で、
今やるべきことに予算を集中して取り組んでみてください。

Googleディスプレイ広告(GDN)において弊社がお手伝いできること

競合調査/競合サイトのクリエイティブとランディングページを調査

同じ業種や目的の広告の広告クリエイティブやランディングページを調査します。自社の強みをいかすために広告クリエイティブを差別化させる/競合のアピールポイントよりも優れている点を出すなどの広告の戦略案などを提示することができます。

適切なキャンペーン設計/優先順位を考えたターゲティング設定

費用対効果の高いターゲティング手法から優先順位を考えてキャンペーンを設計します。これによりGoogleのAIに早く大量に正しいデータを学習させることができるようになるため、予算内でパフォーマンスを最大化させることができます。

広告クリエイティブの作成/ユーザーの興味を引きつけるバナー・テキストを作成

広告の目的をふまえた上で、ターゲットユーザーの興味を引き付け、にクリックされやすい広告クリエイティブ(バナー・テキスト)を作成します。この際、GoogleのAIに最も効果の高いクリエイティブを学習させるために、複数のクリエイティブを登録します。

これら以外にも、お困りごとがあれば柔軟に対応させていただきますのでお気軽にご相談ください。

貴社の広告アカウントを無料で診断します

Web広告を出稿するには準備の段階で時間と労力がかかり、やっとのことで自社で始めてみたはいいけど、その後の運用は手つかずというお話や、漠然とした運用や調整しかできていないという企業様のお話をよく耳にします。

貴社の広告の運用状態はいかがでしょうか。以下のようなお悩みありませんでしょうか。

  キャンペーン/広告グループの使い分けや最適な構成が分からない。

  Web広告を出稿したまではいいけど、運用って何をすれば良いのか分からない。

  色々な設定ができることは分かったけど、何から手をつければ良いのか分からない。

  何を基準に広告配信が最適かどうか判断すれば良いのか分からない。

  コンバージョンにつなげるためのビジョンが出来上がっていない。

以下のお問い合わせフォームからご入力いただくことで、当社のデジタルチームにより広告アカウントを無料で診断させていただきます。是非ご気軽にお申し込み下さい。

無料診断で分かること

1.最適なアカウント構造やキャンペーン/広告グループの構成を詳細にアドバイスします。

2.今後の広告運用で、どこから優先的に手をつけていけばいいか分かります。

3.チェックしなければいけない指標や数値項目が分かります。

4.コンバージョン獲得のためのWeb施策をアドバイスします。

まずはWeb広告の運用状況を把握することが必要です。

行動しない限り何も解決しません。ぜひ今すぐ当社にそのお悩みをぶつけてみてください。

終わりに

今回はディスプレイ広告についての基礎知識と出稿においてのポイント、弊社が行っている支援についてまとめました。
「ディスプレイ広告を出したいと思っている。」
「ディスプレイ広告を出しているけど、時間がかかるしイマイチ売上に結びついている気がしない。」
などお悩みの際は、私たち日本エージェンシーのコンサルティングによりお役に立てることがあるかもしれません。

さまざまな事例に対応してきたノウハウを最大限活用し、
企業様の不安や悩みを解決するだけではなく、「頼んでよかった」と思える安心をご提供します。
是非ご気軽にご相談・お問い合わせ下さい。

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